2013年3月4日月曜日

控えGKは、マシプかバニュスか?

今週末にデポルティーボとのホームを控えるバルセロナのGK枠に、興味深い現象が起きている。

3日のクラシコで正GKのビルトル・バルデスが退場処分を受けたため(2~4試合の出場停止)、論理的に考えれば、次の試合では、ホセ・マルエル・ピントが正GK、控えGKにはバルサBで正GKを務めるオイエル・オラサバル入ることになる。
しかし、オイエル・オラサバルもまた、先週土曜日の試合でレッドカードを受けてしまい、週末の試合には出られなくなった。
そのため、ピントの控えは、バルサBの第2GKジョルディ・マシプか第3GKのミゲル・バニュスのどちらかになる。

当然、マシプが第2GKとしてより経験値が高いGKであり、先週痛めた膝も問題ないというが、ジョルディ・ロウラ監督代行は、どちらの選手を召集メンバーに含めるのか注目される。

さて、ここで2人のGKの選手像を見てみよう。

ジョルディ・マシプ:偶然生まれたGK

ジョルディ・マシプ・ロペスは、1989年1月3日、サバデル出身。180cm70kgと体格は小柄だ。
バルセロナに入ったのは、2004年、15歳のとき。”カデテA”からバルサのキャリアをスタートさせた。08-09の1シーズンのみ、レンタル移籍を経験するも、それ以外のシーズンは全てバルセロナでプレーしている。特長は、敏捷性、セービング能力、反射神経である。
なお、彼には興味深い歴史がある。
彼はもともとフィールドプレーヤー出身で、バルサカンテラの入団テストもフィールドプレーヤーとして受けた。しかし、合格を勝ちとったものの、当時は入団を拒否して地元へと帰ったのだ。
その後、ひょんなことから、GKとしてのキャリアを歩み始めたという。
「練習で誰もGKをやりたがらないから、GKになったんだ」
そして、次にGKとして受けた入団テストでも、再び合格通知をもらい、晴れてバルサ入団を果たした。

ミゲル・バニュス:GKは4歳から
マシプが偶然の産物なら、ミゲツ・バニュス・アントンは、生粋の職人だ。なぜなら、GKを始めたのは、4歳からだから。バルセロナに入団したのは、11/12シーズン前。エルチェからの加入だった。なお、数年前にはレアル・マドリーで入団テストを受けた経験もあるが、この時は入団まで至らなかったという。ポジショニング、安定感、高さに特長があるが、今シーズンはオイエル・オラサバルが退場した2試合しか出場機会はない。


http://www.sport.es/es/noticias/barca/masip-banuz-quien-sera-suplente-pinto-este-sabado-2330352

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