2013年3月7日木曜日

アルベルダ「バレンシアでずっとプレーしてきて誇りに思う」

「おそらく、これがバレンシアでの最後のCLだろうね」

幾ばくかの郷愁に浸りながら、チームキャプテンのダビド・アルベルダはパルク・ド・フランスでTVカメラを前に答えた。

「こうした強豪クラブとの戦いに、僕の力を必要としてくれるのは特別なことだ。キャリアの大半をバレンシアでプレーできて、非常に恵まれたと思っている」

この日、人生の大半を過ごしてきたバレンシアで、最後の欧州カップ戦となる可能性もあったため、アルベルダは、両親、そして妻をパリに連れてきていた。しかし、もちろん本心は、この試合をラストマッチにするつもりはなかった。

「逆転での勝ち抜けを期待していた。チームは、偉業を成し遂げたいと思っていた。実際、良い試合はできたけど、勝ち抜けには不十分だった」

アルベルダは軽く笑顔を見せながら、試合を振り返った。
アルベルダにとって、この日のPSG戦は、CL通算64試合目。これは、元GKサンティアゴ・カニサレスの持つクラブのCL出場記録65試合にあと、1試合と迫るものだった。
1stレグでの痛い敗戦が尾を引き、大会での敗退を余儀なくされたことが、残念ながら、記録更新への可能性を小さくしてしまった。

「残念だね。PSGとのレベルの差は、それほど大きくなかったように思えたからね。ただ、2試合トータルで相手が上手だったのさ。ただ、フットボールには良い日も悪い日もある」

また、PSGとの決定的な差“経済力”を、避けては通れないと語っている。

「今や、彼らはとても大きなクラブになった。ただ、精一杯やっての敗戦だ。勝ち抜けが難しい状況にもかからわず、よくやった」

そして、来シーズン以降のチームの幸運を願いつつ、悔しさもにじませている。

「この先、チームメイトたちがずっと上まで勝ち進めることを願っている。この先数年も、この舞台に立ってほしいし、勝利を収めていってほしい。今は、ガッカリしている。もっと上位まで勝ちあがれたと思っているからね」

欧州カップ戦出場数では、クラブ歴代1位の記録を持つアルベルダ。
バレンシアでは、CL:64試合、UEFA杯:31試合、欧州スーパー杯:1試合、インタートト杯:5試合の計101試合に出場した。

「今僕の頭のなかには、日曜日の試合しかない。それだけだ」

90~95%の確率で今シーズン終了後にバレンシアを退団すると、先に明言しているアルベルダの次なる目標。それは、来シーズンのCL出場権獲得をチームにもたらすことだけだ。

http://www.superdeporte.es/valencia/2013/03/07/albelda-orgulloso-haber-jugado-vida-valencia-cf/190253.html

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