2012年10月8日月曜日

クラシコ批評

10月7日に開催されたエル・クラシコは、2-2のドローに終わった。
現地『ムンド・デポルティーボ』紙に、この試合の左右した要素がいくつか掲載されている。

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1.   ベンゼマとペペのミス
ベンゼマがシュートをポストに当て、1点リードしたレアル・マドリーが追加点を入れそこなったシーン。20への野望は一瞬にしてタイスコアへと変貌した。空中戦では分が悪いバルセロナだったが、チャビが視界に入ったためか、ペペは宙に浮いたボールをクリアできず。メッシが同点弾を叩き込んだ。

2.   CR7とメッシとの激闘
またしても2ゴール。しかし、真の価値あるゴールとは、こういったライバルを目の前にしたときのゴールに限られる。素晴らしい内容を見せたマドリーを相手に、実にストライカーらしい同点弾と言葉の不必要なFKでチームを牽引した。公式戦ここ3試合ゴールがなかったが、その間はアシストでチームに貢献し、そして最も重要な試合で結果(ゴール)を出してみせた。
一方、クリスティアーノ・ロナウドは改めて競争力の高いプレーヤーだということを証明してみせた。
この試合手にした2つのチャンスを何の迷いなくゴールへと結びつけ、メッシとの世界No,1論争にまだまだピリオドを打たしてはくれない。まさに“圧巻”だった。

3.   アウヴェスを上回ったモントーヤ
今季最初のスーペルコパでのクラシコでもモントーヤがピッチに入って以降、チームはより強固さを増したが、この試合でもまた同じだった。負傷退場したダニエル・アウヴェスに代わって出場すると、若さに似合わぬシンプルなプレーでリズムを作る。そして、試合終了間際には決勝点になろうかというシュートまで放った。著しい成長を見せ続けている。

4.   学習しないマルセロ
左サイドに位置するマルセロはいつまで立っても成長しない。アルベロアが成長し、セルヒオ・ラモスとペペのコンビが鉄壁を誇ろうとも、左サイドにはいつまでも穴があいている。

5.   ブスケッツの戦術レッスン
この試合でメッシが見出しを飾る存在だとしたら、縁の下の力持ちはブスケッツだろう。アドリアーノのCB起用という非常事態のなか、ボールのないところでの動き、マドリーのカウンターの起点を摘む動き、いずれもパーフェクトだった。もちろんミスもいくつかあったが、唯一無二のエレガンスさでピッチ上に君臨していた。
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http://www.mundodeportivo.com/20121007/el-clasico-barca-real-madrid/la-calidad-de-messi-la-veterania-de-busquets-y-la-sobriedad-de-montoya_54352741473.html

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