2012年6月18日月曜日

20120610 EURO グループリーグC イタリア対スペイン

史上初の大会連覇を目指すスペイン代表は、
セスクを”偽ワントップ”に据える布陣を初戦から採用する。

2010年W杯から、ほぼ唯一の進歩(進化)とも言える形を初戦からぶつけてきた。

一方イタリアは、そのスペインの意図を見透かしたかのような布陣。
デロッシを3バックセンターに敷く、3-5-2を敷き、中盤での数的不利を避ける意図が感じられた。

試合は大方の予想どおり、試合を作るスペイン⇔猫をかぶるイタリア
の展開となった。とはいえ、スペインは中盤でボールを簡単に失うシーンが続き、
厚みのある攻撃までは生み出せない。
流れるようなパスワークもなく、ゴールの臭いはチャビ&イニエスタの閃きからのみという展開が続く。

イタリアは、カッサーノ&バロテッリの2トップがサイドに流れて、
攻撃への時間をつくり、守ってはデロッシはフリーマンとなり、
バイタルエリアに空いたスペースを素早くカバーし、見事にリスクを回避していった。

決定的なシュートが生まれたのは、前半終了間際。
まずはスペイン。チャビから放たれたスルーパスに
イニエスタがボレーシュートを放つが、これはゴールバーの上。

直後にイタリアは、右サイドでボールを持ったカッサーノのクロスから、
チアゴ・モッタがフリーでヘディング。しかし、これはカシージャスが好セーブ。
途中、ウェーブも起こったスタジアムが最高に盛り上がった瞬間だった。



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