新加入選手たちの貢献の低さは、唯一の“汚点”とスペインメディアも酷評。
その筆頭株のヌリ・シャヒンは、早くも売却の噂が立つなか、
一足先に(個人的な)プレシーズンをスタートさせているそうだ。
ドルトムントから鳴り物入りで加入した昨季は、
プレシーズンで2度にわたる膝の怪我などで、
出鼻をくじかれたままシーズンを終えたことから、
今季は、いかに早い段階で他のチームメイトと同じフィジカルコンディションを整えるかが、
活躍の鍵となる。
よって、現在、モウリーニョ監督とルイ・ファリアコーチが考案したトレーニングメニューを
選手本人が信頼の置くフィジカルトレーナーとこなしているという。
その内容は、主に大腿四頭筋の強化。
怪我により弱くなった膝の靭帯への負担を軽減するためだ。
毎日、ランニングやジムでのトレーニングの他、
テニスなど他のスポーツも取り入れての体作り。
また、母国アンタルヤでの休暇中も、
砂浜でのトレーニングを欠かさないなど、
1シーズンまるまるを棒に振った昨季の借りを返さんとする
ひた向きな姿がメディアに取り上げられている。
なお、トルコはEURO本大会への出場を取り逃したため、
リーガが終了した5月16日から実質的な“夏のバカンス”は始まっているが、
選手本人は、EURO開幕直前の国際親善試合4試合終了以降も、
オフを削ってまで、継続的なトレーニングに励んでいるそうだ。
これは、奇しくも昨季オフのベンゼマの姿と重なる。
モウリーニョ監督から大きな期待を寄せられたフランス代表プレーヤーは、
昨夏、クラブOBでもあるジダン氏が推薦する個人トレーナーの指導を経て、
その才能を開花させた。
果たして、香川と共にブンデスリーガを席巻した司令塔の変貌はあるのか。
「来季はCLを狙う」と公言した指揮官の期待に今度こそ応えなければならないだろう。
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