2012年3月27日火曜日

ACL第2節 柏 対 全北現代


サッカーは世界共通言語。


だからこそ、この国の、このクラブの発展には、これまで数々の外国人選手たちが様々な役割を果たしてきた。王国ブラジルから、東欧ブルガリアから、そして“お隣”韓国から。なかでも、洪明甫(ホン・ミョンボ)からパクドンヒョクまで、コリアンパワーとの共生は、柏レイソルにとって切っても切り離せない歴史の過程でもある。


Jリーグを作り上げてきた背後には、常に彼らの目に見えない努力があった。
だからこそ、この日、韓国王者とACLホームデビュー戦を戦ったことは、実は大きな意義があったとも言える。


5-1の圧勝は、久々の公式戦勝利とあって嬉しい限りかもしれない。
しかし同時に、開始前に抱えていたいくばくかの不安が、透かされたような感情もそこにはあった。
前後半ともに、じらされたうえでのゴール。
それは、スコアには見えないギリギリの戦いがピッチ上であったことを示唆している。


近くて遠い国と言われて久しいが、互いに切磋琢磨して実力を伸ばしてきた両国の対峙は、90分を通して熱を帯びたまま少し寒さの残る日立台を熱くした。


クォン・ハンジンという次代のタスキを受け継いだ若者が、今度はレイソルの未来を照らすだろう。世界へ通じる道。
それは、まさにその足元から始まっているのである。

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